守りたいもの
どんな本を紹介しようか相当悩みました笑
だって最初の最初なんで。私は本が大好きです。
また作者とお話しが出来ます。
自分にはない視点をもらえます。
私はどこにいくにも本を持っていきます。
持っていかないと到底落ち着けず、
買ってしまいたいくらい、本が大好きです。
私の本への愛はこれくらいにしておいて、本題に入ります。記念すべき最初の本は絵本をご紹介します。
「ルリユールおじさん」という絵本です。
子供のために買った本でしたが、すっかり私がハマってしまい、
勝手に子供の本棚の一番手前の見える所に置かせてもらってます。
フランスには、ルリユールという職業があるそうです。
ルリユールとは、フランス語で「製本」という意味です。
アルチザンという職人が、壊れてしまった本を手作業で直します。
ただ直すだけでなく、使っていた人の記憶を大切にし、
熟練の手作業で、糸と針を使い、
皮を使い、特別な装飾をほどこし、その人がこれからも大事に
使ってくれるような表紙をこしらえて、
物語は、
やっと見つけたルリユールのおじさんとソフィーが行動を共にし、
見事に修復されるというお話しです。
物語の結末がとても良いので、
経済活動と聞くと、どうしても大量生産、
しかし、壊れたらまた買えばいいという価値観は、
そのような価値観で生活していると、
当然ですが、僕らはお金を出して物を買い生活しています。
しかし、無くならないものもあります。それは、思い出です。
物であれば、身につけた時、一緒にどこかに出かけ、
すぐに使い、
捨て去ってしまうような気がしてしまうのです。だから私は、大事に永く使う。
それは企業も同様なんじゃないかと思います。
永く大切にしてきた想いや理念を、
簡単です。
しかし、僕らが今こうやって仕事を出来ているのは、先代、
育ててきたからこそ、
どんな時代になろうとも、
そうやってバトンを繋ぎ、会社を永続させていきたい。
これからも、皆様からの信頼に感謝し、精一杯頑張って参ります。
今後もご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願いします。カネサ藤原屋
佐藤 正宗