文化形成に近道はない

ずいぶんと長くブログをさぼってしまいました。
気持ちを入れ替えて今後はタイムリーに更新して参ります!
当社では毎月全体朝礼があり、私のスピーチと主に人事関係などの諸連絡などを発表する機会があります。
今月はまさしく本日、9月10日にございました。
実は毎月社員向けにスピーチを考えることは結構難儀だったりします。
社員も色んな年齢の方がいます。
もちろん価値観や経験値なども違うわけですから、出来るだけ多くの方に伝わるよう、内容や選ぶ言葉はよく考えているつもりです。
まだまだ努力が必要ですね。。ガンバリマス。
本日は優れた組織と優れたチームについてお話しました。
優れた組織とは、仕組みや制度のことをさします。
昨今の情報化社会や知見の蓄積によって、組織面での企業間の差はコモディティ化してきているとされています。
それでは、成長する企業とそうでは企業の差は何なのか?
それは企業に数多く存在するチームの差だと言われています。
そもそもチームとはなぜあるのでしょうか?
一人一人が会社のミッションを遂行していれば、チームなんて必要が無いようにも思います。
ではなぜチームはあるのか?
それはお互いの欠点や弱点をメンバー間で補完し、足し算ではなく掛け算の価値を生むからです。
ではどんなチームが最大のパフォーマンスを発揮できるのか?
一つは、安全な環境です。
私はこの場所にいても良いんだと心から思えて、発言を遮らず、一人一人が尊重されていること。
二つ目は、弱さを開示できることです。
メンバーが日々コミュニケーションをはかり、お互いの弱さが共有出来ている。真にメンバーを理解できているリーダーがいることです。
三つ目は、目標があるということです。
たいそうな目標ではなく、俺たちはこういう目標があるんだと理解できている。
それをチーム全体で達成できると、また次の目標達成が見えてくる。
つまり、つねに成長できているチームです。
この3つが出来ていると、チームは自ずと素晴らしいチームに日々更新していきます。
優れたチームに特効薬はありません。
日々メンバー同士でコミュニケーションを重ね、感謝や言動、振る舞いを積み重ねていく。
そんな一人一人のちょっとした意識の変化が、やがて文化という形で会社に残っていきます。
目に見えない、言語化できない会社の文化が今後の会社の将来を左右するわけです。
それは言うまでもなく、社長だけがやり続けても意味はありません。
社員全員が日々ちょっとずつ意識し、チームの力を最大化していく。
社員一人一人に会社の将来がかかっているわけです。
売上や利益に偏重する過度な経営は、個人的にはあまり好きではありません。
売上や利益は結果であり、目指すものではないからです。
言うは易しかもしれませんが、藤原屋グループを血の通った温かい会社にしたいと切に思っています。
仕事を通して、社員の皆さんが幸せを感じ、それがお客様に伝播していく。
そしてそれが、社会を良くすることにつながれば本当に嬉しいです。
まずは今日、私から率先垂範して、日々の意識を変えていきます。
いつもありがとうございます。